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この動画では、古民家再生の現場で、純和風の趣を活かした檜(ヒノキ)無地の手すりを、現場組み立て後に設置するプロセスを紹介しています。
足が不自由な奥さんのためにご主人さんからトイレの導線に手すりを付けてほしいと依頼がありました。
まず、手すり材のホゾ組みを行う様子からスタート。事前に部材同士をしっかり組み上げ、接合部の密着や精度を確認します。無地の檜という素材を活かしつつ、和の雰囲気にマッチする仕上がりを目指しており、素材選びや木目の方向性にも配慮している様子が伝わってきます。
次に、現場での設置作業。すでに壁や柱に受け金具を仕込んでおき、組んだ手すりを確実に取り付けていく手順を詳しく見せています。ボルトや座金の位置、手すりの高さや水平の確認など、施工精度を高めるための工夫が随所に見られます。また、取り付け時に微調整する場面では、現場の職人ならではの技術と手際よさが光ります。
さらに、エンド部分(手すりの終端)やコーナー部分の処理も丁寧に解説。角度や継ぎ手のかたち、面取りの方法など、小さなディテールにも手を抜かず、家具のような仕上がりを目指しているのがポイントです。